2017年09月06日

ログハウスのカビ取り

1114_02.jpg

 月に1・2回 管理に出向く築25年経過するログハウスでは、風通しが悪く湿度が高くなった時にカビ臭いにおいが少し気になるため、1ヶ月前から一部屋ずつ順番に木部保護を兼ね壁面にホウ酸塩防腐防蟻剤を塗り始めていました。
 本日のNHK「あさイチ」では今年は雨が多く室内のカビも多いと番組で報じられ、先週ログハウスに訪れたとき、建物の北東側の個室に初めてカビが発生したのもうなづけます。
 カビは、北面の腰壁に径3・4mmくらいの白っぽいものが4・5ヶ所見つかり、カビ取り強化剤を入れ、壁面を雑巾で拭いてから12%に薄めたホウ酸塩防腐防蟻剤を刷毛で塗布しました。
 ※床板は雑菌からの汚れ防止を兼ね2年前に塗布していたため今回は中止
 カビ取り強化剤を入れたために塗布直後は消毒したプールのような臭いがしていましたが、約3〜4時間ほどで臭いも気にならなくなり、夜も快適な睡眠をとることができました。
 尚、1月前に塗布し、以前少しカビが発生した予備室(物干し部屋として使用)では、今回カビは見つかりません。

[ホウ酸塩防腐防蟻剤情報サイト]
 http://kominka.yanoss.jp/eco/
posted by tirolhaus at 10:49| 家づくり情報&雑学

2015年12月04日

ハンドカットログハウスと省エネ基準

20151205_3.jpg

写真提供:ノーザンライトログホームズ

 2020年から国土交通省が実施する300u未満の建物の省エネ基準にログハウスを適合させるためには、木材の熱伝導率がグラスウールの1/2以下のためログ材の巾を今よりも大きくしたり断熱材を設置することで基準をクリアーすることができますが、ハンドカットの大断面丸ログは、積み重ねの幅が100〜150mm前後で室内壁に断熱材も入れることができないため、ログ材以外の壁や屋根などの断熱材を多く入れるなどで適合させることになります。

 積み重ねの幅を100mmと仮定し外皮計算(建築基準)のシュミレーション計算をおこなった場合、地域4(長野県諏訪市)などでは適合させることができましたが、地域3(山間部の原村や富士見町)では、2階の大壁部分と屋根と1階の床下に150〜200mmの断熱材を入れてもしても、基準に届かなかったため、トリプルガラスを組み込んだ木製サッシ(λ=2.33)から、アルゴンガス入り復層ガラスを使用する輸入木製サッシ(λ=0.9)に変更したところ、何とかクリアーすることができました。
 ※地域1の北海道や青森では、積重ね巾150mmでクリアーしました。

 輸入木製サッシはオーストリアで製作されており、私が支援している無垢板パネルハウス(ピュアウッド)に使用されているもので、輸入元では2009年には防火認定を取得している高性能のドレーキップ(内開き内倒し窓、別名ドイツ窓)と、シーベキップ(片引き内倒し窓)の2種類で、高さ2.35mまで製作できるオーダー製品です。
 輸入元は建具の販売までしていないため、パネルハウス以外に使用する場合では関係工務店や協力会員に限って輸入代行をおこない受渡しており、一般の方には使用することができませんが、木づくり家を普及させる活動としてご興味のあるログハウス施行店の方などにはご相談に対応しております。

20151205_1.jpg 20151205_2.jpg

◆木製サッシ詳細サイト

http://tirolhaus.com/pw/test/test4.html
posted by tirolhaus at 15:01| 家づくり情報&雑学

2015年06月13日

DOTスプレーと野菜の切れ端でゴギブリ駆除

20150612_1.jpg

ゴキブリ退治にホウ酸塩の特徴を生かした超カンタンな駆除方法

料理で捨てる野菜の切れ端をアルミのトレイに入れ(捨て)10〜15%のDOTスプレーを吹き付けるだけで、台所に集まるゴキブリが野菜の切れ端をえさにすればホウ酸塩が体内に入り、成長を止め子供を埋めなくすることで駆除します。

※切れ端は、きゅうり、なす、たまねぎ、トマトなどで、万一長期間捨てることを忘れてもホウ酸塩には防腐効果もあるため、カビや悪臭は発生しにくい。

3年前からアルミトレイをキツチンテーブルにおいてきましたが、昨年は台所以外で2匹のゴキブリに遭遇しましたが、今年は6月になってまだゴキブリを見ていません。
又、蚊には効き目がないようですが、ゴキブリ以外にもハエなどの害虫にも効果があるようで、野菜の切端をえさに集まる虫であれば駆除効果を発揮すると思われ、害虫の好むえさいろいろ替えて試しています。

【DOTスプレーのつくり方】
posted by tirolhaus at 10:27| 家づくり情報&雑学