2016年01月21日

コンクリート打放しから無垢板パネルに

ピュアウッドパネルハウスの店舗

 1970年代後半から、コンクリート打放しの住宅が建築専門誌に多く掲載されるようになり、私自身も名古屋のデザイン系の設計事務所に所属しており、多くのコンクリート打放しの建物に取り組み専門誌にも掲載されていました。

 外壁側をコンクリート打放しを表した建物からはじまり、技術的な経験などが蓄積されると、内外ともコンクリート打放しの住空間を設計するようになりましたが、時がたつにつれデザインよりも建物や建材の機能を重要視にするようになり、コンクリート造から木造へさらに無垢材を表した建物へと私自身の設計手法も変わり、民家型住宅やログハウス、社寺建築などと木づくりの建物が多くなってきました。

 やがて古くからの知り合いが輸入するヨーロッパで開発された無垢板パネル(ピュアウッド)に関心を持ち、数年前からの国内に広める活動を手伝うようになり、自由なデザインと優れた機能を持つピュアウッドパネルが構造素材でつくるシンプルな住空間としてコンクリート打放しに変わりデザインを重視する設計者にも広められるのではないかと思い、ヨーロッパでは10ヶ国前後の国に広まり2000棟維持用建設されている新しい素材がが国内で広まっていくことに期待しています。

[ピュアウッドの主な特徴]

・接着剤を使わない呼吸する極厚(185〜350mm)パネルは無垢材の性能を100%発揮
断熱、蓄熱、耐火、耐震、など
・国交省の60分準防火構造認定を取得
・使用する木製サッシ(同時輸入)と合わせ高い省エネ効果で2020年の省エネ基準に対応
・自由な住空間をデザイン

◆詳細サイト
 ピュアウッド
 http://tirolhaus.com/pw
posted by tirolhaus at 13:44| 集成パネルの家

2015年12月04日

ハンドカットログハウスと省エネ基準

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写真提供:ノーザンライトログホームズ

 2020年から国土交通省が実施する300u未満の建物の省エネ基準にログハウスを適合させるためには、木材の熱伝導率がグラスウールの1/2以下のためログ材の巾を今よりも大きくしたり断熱材を設置することで基準をクリアーすることができますが、ハンドカットの大断面丸ログは、積み重ねの幅が100〜150mm前後で室内壁に断熱材も入れることができないため、ログ材以外の壁や屋根などの断熱材を多く入れるなどで適合させることになります。

 積み重ねの幅を100mmと仮定し外皮計算(建築基準)のシュミレーション計算をおこなった場合、地域4(長野県諏訪市)などでは適合させることができましたが、地域3(山間部の原村や富士見町)では、2階の大壁部分と屋根と1階の床下に150〜200mmの断熱材を入れてもしても、基準に届かなかったため、トリプルガラスを組み込んだ木製サッシ(λ=2.33)から、アルゴンガス入り復層ガラスを使用する輸入木製サッシ(λ=0.9)に変更したところ、何とかクリアーすることができました。
 ※地域1の北海道や青森では、積重ね巾150mmでクリアーしました。

 輸入木製サッシはオーストリアで製作されており、私が支援している無垢板パネルハウス(ピュアウッド)に使用されているもので、輸入元では2009年には防火認定を取得している高性能のドレーキップ(内開き内倒し窓、別名ドイツ窓)と、シーベキップ(片引き内倒し窓)の2種類で、高さ2.35mまで製作できるオーダー製品です。
 輸入元は建具の販売までしていないため、パネルハウス以外に使用する場合では関係工務店や協力会員に限って輸入代行をおこない受渡しており、一般の方には使用することができませんが、木づくり家を普及させる活動としてご興味のあるログハウス施行店の方などにはご相談に対応しております。

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◆木製サッシ詳細サイト

http://tirolhaus.com/pw/test/test4.html
posted by tirolhaus at 15:01| 家づくり情報&雑学

2015年09月17日

水害の木造家屋のカビと消臭対策

つなみ被害の建物に使用したホウ酸塩防腐シロアリ駆除剤+カビ取り強化剤処理の現場

◆ホウ酸塩防腐防蟻剤の販売
 今年も9月の台風シーズンに入り、自然災害に対する備えが必要な時期になったとはいえ、ここ最近では地球温暖化のせいか6月から、豪雨による被害が日本各地で発生し、9日から11日には北関東・東北豪雨に襲われ、多くの家屋が浸水しました。

 4年半前の東日本大震災の津波の被害に襲われた木造家屋の改修に、土台や床下の木下地(根太,大引)、水に使った柱などの部分に「ホウ酸塩防腐防蟻剤」を強化した商品を塗布しカビの除去と悪臭への効果が確認されており、昨年7月に豪雨と土石流被害に襲われた南木曽町の知り合いの工務店に送り、その後現地に立ち寄り効果的な使用方法として妊婦さんのみえる住宅の修復を優先にするように説明してきました。

 水害に襲われた木造家屋の木材には、ホウ酸塩が腐朽菌の増殖を阻害するため、木材腐敗やカビの発生防止と悪臭の除去に有効で、その後のシロアリの発生駆除のダブルで効果を発揮し、低価格で水に溶かし素人でも安全に塗布できるため、まずはテスト的に塗布してみる価値はあると思っており、水害にあった木造家屋でお試し使用される建築関係者の方(※1)には1kg入りのホウ酸塩防腐防蟻剤(約40u塗布)を5名の方に無償で提供していきます。

ホウ酸塩防腐シロアリ駆除剤の粉末

 地球温暖化にはストップかけられないためこれからも自然災害が増えると思っていますので、減災や災害後の効果的な復旧対策には、わずかながらですが手助けになると思われる情報を発信していきます。

[お知らせ]
従来のホウ酸塩防腐防蟻剤「ティンボアPCO」の防腐・防蟻効果はそのままに、消臭・カビ防除効果をプラスした商品を発売。
2年前まで発売していた「ボロンプラス」同様、浸水被害を受けた住宅での床下や木材のカビやカビ臭の除去を強化しています。
<追記>
 カビ取り強化剤は追加オプションとして、希望者に無償で同梱し出荷しています。
ホウ酸塩防腐シロアリ駆除剤無料オプションのカビ取り強化剤

◆ホウ酸塩防腐防蟻剤・詳細サイト
 10月15日より着払で出荷いたします。お申し込みは災害の名称を記載の上、ホームページに設置しているメールフォームをご利用ください。
http://kominka.yanoss.jp/eco

※1)一般の方は、最寄の建築関係者(工務店、設計事務所など)と連絡を取り、入手などご相談ください。
posted by tirolhaus at 10:47| エコ建材